巻き爪の原因と予防

湾曲した爪が伸び、皮膚に食い込んで痛みを伴う巻き爪。爪がトゲのように皮膚に刺さることを陥入爪ともいいます。主に母趾に起こり、ひどくなると痛みを伴うだけでなく、食い込んだ部分が化膿するなど重大な症状になる場合もあります。巻き爪というのは遺伝的に爪の形や厚さでなりやすい人もいますが、多くは日常的な習慣からなる場合が多くあります。

原因として最も多く挙げられるのが深爪です。深爪をすると、通常ならば真っすぐ伸びるはずの爪が、周囲の肉に邪魔をされ、横に向かって伸びるようになってしまい、爪が湾曲してしまいます。症状がひどい場合は「の」の字になってしまうことも。


次に多いのが靴による爪の圧迫です。ハイヒールなど先の細い靴は巻き爪の原因になりやすいので、女性の方は自分の足に合った靴を選ぶことが日頃からの予防になるでしょう。また、きついストッキングも足先を圧迫しますから避けた方がよいでしょう。他には足に体重がかかるテニスやバスケ、サッカーなどのスポーツでも巻き爪となることがあるようです。こうしてみると、足への圧力が重要な鍵ですね。

なりやすい爪の人は特に、日頃から靴に気をつけたり、爪を切りすぎない、清潔に保つなどのケアをすることが予防となります。一度なってしまうと、痛みを避けるためついつい爪を切りすぎてしまい余計にひどくなる悪循環となります。症状がひどくなる前に、早く病院で診てもらうことも大切です。

巻き爪の治し方

巻き爪になると、歩くたびに痛んだりしてとても気になりますね。有効な治し方はあるのでしょうか。一刻も早く治したいばかりに、皮膚に食い込んだ部分を丸く切ってしまう人も多いのでは。しかしこれでは逆効果です。一時的に痛みから逃れることができますが、すぐに新しい爪が生えてきて、さらに皮膚に食い込みやすくなってしまいます。爪は必ずスクエアカットにして、食い込む爪をなるべく伸ばさないように注意しましょう。

自分でできる治し方のひとつとして、食い込んだ爪の部分にガーゼや綿などを詰めて、爪の湾曲を防ぐという方法があります。毎日綿を詰めていると、しだいに食い込んだ皮膚と爪が離れていきます。炎症などがないうちは、こうした矯正方法で症状が軽くなったという例もあります。靴も巻き爪の大きな原因となりますがら、靴選びは慎重に。先日、NHKの「ためしてガッテン」という番組でも巻き爪が取り上げられ、靴はかかとがちょうど良く、指にはゆとりがあるものが良いとありました。

また、爪の切り方は下に指の肉が隠れるくらいが良いそうです。しかし巻き爪のトラブルは長年抱えている人が多く、それだけ再発の多い病気です。症状の軽いうちに、専門の医院やフットケアを行っているエステなどで治療することが、一番の有効な治し方です。

巻き爪の病院での治療法

自分でケアしても繰り返してしまう巻き爪は、症状が重くなる前に病院へ行きましょう。病院には専門的な治療法があります。何科にかかればよいのか迷う方もいるでしょう。巻き爪は形成外科、外科、または皮膚科でも治療が受けられます。病院によって違いもあるので、できれば確認してから行きましょう。また、病院ではなくてもフットケアを行っているエステや、巻き爪ケアの専門店などもあります。

こちらは、患部が出血していたり化膿している場合などは施術を受けられませんので、症状が比較的軽い場合に限ります。主にワイヤー装着での治療法が主で、丁寧なカウンセリングも受けられますので、女性の方でしたら行きやすいかもしれませんね。病院での巻き爪の治し方は、その症状によっても様々です。症状が重い場合は手術という方法もあります。巻き爪というのは再発しやすいものなので、手術をしたからといって必ず完治するというものでもありません。できれば、そこまで症状を悪化させる前に治療したいですね。

病院での治療法で最も多いのも、先に挙げたワイヤーでの治療でしょう。これは湾曲した爪にステンレス製のワイヤーを装着することで、爪の形を矯正するものです。手術の必要もなく、施術の痛みも最小限ということで、治し方としては大変効果のある治療法といえるでしょう。ただしこちらの施術は保険の適用外になるということをお忘れなく。巻き爪になったと感じたら、決して放置せず、きちんとした治療を受けることで健康な爪を維持したいですね。